主な触診のポイント
尾てい骨について

尾骨は読んで字のごとく「尻尾(しっぽ)」の骨であり、

背骨の一番下に位置する小さな骨です。

尾骨の上の仙骨との境目に関節面は無く単独では動きません。

しかし、背骨や仙腸関節がゆがんでいると、体の中心線より

左右のどちらかにかたむいている事が多くみられる部位です。

また、しりもち等の外傷や長時間の不良姿勢

による圧迫などで尾骨が押されることにより、

臀部(おしり)の痛み

腰痛や股関節痛

などの原因になることもあります。

また妊娠、出産の過程における骨盤の開きにより

腰痛を発症した場合にも尾骨が体の中心線より

左右のどちらかにかたむいている事が多くみられます。

尾骨のかたむきは背骨を通じて首まで達し、頭痛を誘発している事もあります。

身体の土台となっている「背骨の先端」である尾骨のかたむき、

思い当たる方はぜひ一度、当院にて

一緒に触診をしながら確認してみましょう。