主な触診のポイント
第5腰椎と第1仙椎間について(L5/S1)

背骨の土台である「仙骨」とその上に乗る「第5腰椎」との関節で、骨と骨の間にはクッションである椎間板があります。

仙腸関節に「ゆがみ」や「ねじれ」が生じると「ひずみ」を直接受けるため、痛みを生じることの多い部位です。

第5腰椎と第1仙椎間のヘルニアは腰椎椎間板ヘルニアでは2番目の好発部位とされており、一般的な症状としては、
おしりの真ん中~太ももの裏~ふくらはぎ~かかと~足の裏~足の小指

に掛けて、しびれが出たり痛んだりします。

また、アキレス腱の反射が弱くなったり、つま先立ちが困難になります。

症状がすすむと、痛みだけでなく、脚に力が入らない(筋力低下)、触った感覚が鈍い(知覚障害)といった症状もあり、おしっこがでにくいなどの排尿障害が起こることもありますが、

「仙腸関節炎と痛みの部位や症状が似ている」

事も大きな特徴の1つです。

腰椎椎間板ヘルニアと診断されても、ヘルニアの進行状況によりに症状はさまざまな為、回復が望めることもあります。長引く腰の痛みで「軽度のヘルニア」と診断された場合、仙腸関節の「ずれ」や「ゆがみ」が原因となりこの部位にストレスをかけている事もあります。

思い当たる方はぜひ一度、当院にて

一緒に触診をしながら確認してみましょう